タイに旅行するのには一体いくらかかるの?

「タイ旅行って結局いくら見ておけば安心?」——結論から言うと滞在日数・時期(シーズン)・旅行スタイルで大きく変わります。本記事では、提供いただいたデータをもとにハイシーズン/ローシーズン別の相場、費用内訳、モデル日程のざっくり見積り、夜遊び(クラブ・バー)派の上乗せ目安まで実用一点張りでまとめました。


クイック相場表(1人あたり)

滞在目安総額
2泊3日約6万~12万円(節約で7万円以下も可/贅沢なら10万円近く〜)
3泊4日約8万~16万円(バックパッカー傾向なら約7万円~、贅沢なら約19.6万円~)
4泊5日約9万~15万円
1週間(6~7泊)約12万~15万円

料金は季節変動が大きいです。以下でシーズンと内訳をチェック。


ハイシーズン vs ローシーズン(再構成)

ハイシーズン[乾季:11月下旬〜2月ごろ]

特徴:晴天が多く、湿度も低め。都市観光もビーチも動きやすい一方で、航空券・ホテルは高め&混雑しやすい。

ハイシーズンだけの魅力

  • ベストコンディションの海:波が穏やかで離島ツアーやダイビング/シュノーケルが快適(アンダマン海側など)。
  • イベントが華やか:ロイクラトン(11月頃)、年末年始、チャイニーズニューイヤー前後は街が賑やか。
  • 夜景&ルーフトップを満喫:雨に悩まされにくく、サンセット〜夜景バーが計画通り楽しみやすい。
  • 移動ストレスが少ない:スコールが少ないため、詰めた日程でも崩れにくい

注意点&コツ

  • 早期予約(航空券・人気ホテル)はできれば数か月前に。
  • 最低宿泊数やピークサーチャージに要注意。代替エリアも検討を。

ローシーズン[雨季:6〜7月・9〜10月ごろ]

特徴:短時間のスコール中心。料金が下がりやすく、空いていて予約も取りやすい

ローシーズンにもある魅力

  • コスパ最強:航空券やホテル代が下がりやすく、中級→上級へのアップグレード狙いも現実的。
  • 緑と水の季節:公園や寺院の樹々が生き生き、滝やジャングルが映える。写真派にも◎
  • 旬のフルーツ:マンゴー、マンゴスチン、ドリアンなど果物天国を満喫。
  • 都市遊びが快適スパ・マッサージ、カフェ巡り、寺院・美術館など屋内中心プランがコスパ良。
  • サーフシーズン(地域限定):アンダマン海側では5〜10月ごろに波が立ちやすい。

注意点&コツ

  • スコール対策:軽いレインジャケット/防水バッグ/濡れてOKなサンダルで快適に。
  • 海遊びは運航状況を確認:離島フェリーやマリンツアーは影響を受けることあり。予備日を設定。
    ※エリア選びの工夫(例:湾内やタイ湾側など)で揺れにくい海を選ぶのも手。
  • 5–6月/9–10月は価格と天候のバランスが良い狙い目

どっちが向いている?

  • ハイシーズン向き:初タイ/失敗したくない/離島&マリン重視/夜景・屋外イベントを確実に楽しみたい人
  • ローシーズン向き費用最重視/混雑回避/スパ・グルメ・寺院巡り中心/柔軟に日程を組める人

迷ったら:海とイベント重視=ハイシーズン価格と空き・快適な都市滞在=ローシーズンを目安に。


費用の内訳目安(1人あたり)

1) 航空券

  • ハイシーズン:往復 5万~7万円(LCC)。FSC(JAL/ANA/タイ航空など)は8万~15万円超になることも。
  • ローシーズン:往復 3万~5万円(LCCセールで3万円未満も)。LCC平均 3万~6万円/FSC 5.5万~8万円
  • 出発地(ローシーズンの目安):東京3~5万円/大阪3万円~/福岡1.2万円~
    ※LCCは受託手荷物・機内食が有料のことが多いので要加算。

2) ホテル

  • ゲストハウス:1,500~3,000円/泊
  • 中級(3–4★):5,000~8,000円/泊(駅近・朝食付で7,000円前後も)
  • 高級(5★):1万円~(2万円前後でプール・ルーフトップ付きも)
  • エリア傾向:バンコクは幅広い/プーケットは繁忙期高め/チェンマイはやや安め

3) 食費

  • 屋台・フードコート:200~1,000円/食1日1,000円に抑えることも可能)
  • レストラン:1,000~3,000円/食(ルーフトップ等はさらに上)
  • チップ:未徴収なら総額の10%程度が目安

4) 交通

  • BTS/MRT80~100円/回1日券 約570円
  • タクシー:初乗り140~160円/空港~市内300~500THB(約1,165~1,943円)
  • トゥクトゥク:短距離**~500円**(交渉必須
  • 1日あたり交通費約2,000円~

5) 観光・アクティビティ

  • 主要寺院:ワット・プラケオ 500THB(約2,300円)ワット・アルン 200THB(約920円)ワット・ポー 300THB(約1,380円)
  • 郊外ツアー(アユタヤ等):4,000~10,000円
  • スパ・マッサージ:1時間 1,200~4,000円(高級スパはチップ 50~100THB
  • その他(象・海・マリン等):4,000~12,000円
  • 1日あたり約3,000~10,000円

6) 通信

  • eSIM/現地SIM/Wi-Fi:数百円~1,500円/日(**eSIMは短期200円~**で手軽)

以前にタイ旅行に行くときには下記URLのSIMを購入しておりました!

https://amzn.asia/d/1mWVIF3

7) お土産

  • 5,000~1万円(市場は値切り可/スーパーは定価で安い)

8) 海外旅行保険

  • 2泊3日:2,000~3,000円3泊4日:1,000~2,500円1週間:3,000~1万円
    カード付帯は補償要確認

モデル日程 × 概算見積り(ロー/ハイ別・1人)

算定式:総額 = 航空券 +(ホテル×泊数)+〔(食費+交通+観光)×日数〕+ 通信 + 保険 + お土産
※空港アクセスは交通に内包。ホテルはハイシーズン+20%想定。

3泊4日(例)

旅行スタイルローシーズン概算ハイシーズン概算内訳イメージ
節約派約6.5万円約9.1万円LCC 3.5万/ゲストハウス2千円×3泊/食1千円/日/交通1.5千円/日/観光3千円/日/eSIM少額/保険1.5千円/土産5千円
ふつう派約10.7万円約15.6万円LCC〜FSC 4.5〜9万/中級7千円×3泊(+20%繁忙)/食2.5千円/日/交通2千円/日/観光6千円/日/通信少額/保険1.8千円/土産7千円
贅沢派約20.8万円約29.0万円FSC上位/高級2万円×3泊(+20%繁忙)/食5千円/日/交通3千円/日/観光1万円/日など

2泊3日・4泊5日・1週間も同じ考え方でスライド可(上の「クイック相場表」が目安)。


モデルコース(抜粋)

  • 2泊3日(バンコク集中):寺院・旧市街→市内観光 or アユタヤ日帰り→買い物&マッサージ
  • 3泊4日:バンコク市内+アユタヤ日帰り、またはバンコク+パタヤプーケットチェンマイの2都市化
  • 4泊5日:バンコク濃密+郊外/市場・ナイト体験を厚めに
  • 6~7泊バンコク+アユタヤ+プーケット等の周遊が現実的(地方1~2都市を追加)

夜遊び派(クラブ・バー等)の上乗せ目安

バンコクやパタヤ、プーケットでクラブ/バー/ゴーゴーバー/KTVなどを楽しむ夜遊びは、旅費を押し上げる最大の変動要因です。ベースの旅行予算に、**「夜遊び枠」=(1晩あたりの追加額)×(出る回数)**を足し込むのがコツ。目安として、ルーフトップやライブバーは数千円/晩クラブは入場+数杯で約2,000~5,000円/晩KTVや“店外同伴”を伴うゴーゴーバーは一気に上振れ(数万円規模や5,000THB~)になり得ます。費用はエリア(例:ナナプラザ/ソイ・カウボーイ/RCA/パタヤ・ウォーキングストリート)テーブルチャージ、レディドリンク、ペイバーの有無で大きく変動。20歳以上+パスポート提示、ドレスコード順守、深夜移動はGrab/Bolt前提で安全第一に——この後、業態別の遊び方・費用相場・おすすめスポットを詳しく解説します。

1. ゴーゴーバー(バンコク/パタヤ/プーケット)

  • 遊び方:店内ステージのダンサーを眺めながら飲むスタイル。レディドリンクで席に呼ぶ可。交渉により店外同伴の文化も(可否は店と本人次第、楽しむだけでもOK)。
  • 費用感:ドリンク 100~200THB(約400~800円)、レディドリンク 約180THB(約600円)。店外同伴はペイバー+チップで**5,000THB~(約2万円~)**が目安。
  • 主なエリアバンコク=ナナプラザ/ソイ・カウボーイ(例:Rainbow4)、パタヤ=ウォーキングストリート・LKメトロ、プーケット=バングラ通り。

2. KTV(カラオケ/タニヤ)

  • 遊び方:指名して一緒に飲む・歌う等、日本のキャバクラ風。日本語対応の店舗も多め。
  • 費用感総額 約6,000THB前後(約2万~3万円)が目安。多くがクレカ可
  • 主なエリアバンコク・タニヤ通り(日本人街)。

3. バービア(特にパタヤで有名)

  • 遊び方:ゴーゴーより落ち着き、女性とゲームや会話中心。交渉次第で店外同伴の文化も。
  • 費用感:連れ出し目安 2,500~3,500THB(約1万~1.5万円)。ドリンクは比較的安価現金主流
  • 主なエリアパタヤ=ソイ6/ソイ7・8/ソイブッカオ、バンコク=ナナ周辺にも点在。

4. テーメーカフェ(出会い喫茶的スポット)

  • 遊び方:店はフリーランス女性が集まる場。ドリンク注文後、当人同士の交渉で店外へ。
  • 費用感:店への支払いはドリンク代中心。相場は**約2,500THB(約1万円前後)**が目安。
  • 主なエリアバンコク・スクンビット(BTSナナ~アソーク間)

5. エロマッサージ/マッサージパーラー

  • 遊び方
    • エロマッサージ:個室でのマッサージ+性的サービスが提供される店も。
    • マッサージパーラー:いわゆる“金魚鉢”で女性を選ぶ高級ソープランド風の業態。
  • 費用感:エロマッサージ 1,500~2,000THB(約6千~8千円)/マッサージパーラー 2,500~3,750THB~(約1万~1.5万円~)
  • 主なエリアプロンポン(エロマ系)、ラチャダー(パーラー集中)。

6. コヨーテクラブ(ショー鑑賞が中心)

  • 遊び方:高級キャバクラ風でショーやダンスを楽しむ。連れ出し不可が基本
  • 費用感:**6,250THB~(約2.5万円~)**と高価格帯。

7. ルーフトップバー(夜景×カクテル)

  • 遊び方:高層階から夜景とカクテル。ドレスコードに注意。
  • 費用感:カクテル 400~800THB(約1,600~3,200円)1回3,000~5,000円想定だと安心。
  • 主なエリア/例シーロム/Sukhumvit Soi 11/トンロー・エカマイ。ヴァーティゴ&ムーンバー、スカイバー、サラ・ラタナコーシン、Heaven、The Speakeasy、Cielo など。

8. ナイトクラブ(RCA・Sukhumvit・カオサン等)

  • 遊び方:EDM・Hip-Hop・R&B 等で踊る・飲む。20歳以上+身分証(パスポート)必須ドレスコードあり。
  • 費用感:入場 300~500THB(約1,200~2,000円)/ドリンク 100~250THB(約400~1,000円)
  • 主なエリア/例RCA/Soi 11/カオサン/トンロー・エカマイ。Route66、Levels、Sing Sing Theatre 等。

9. ミュージックバー(ライブ)

  • 遊び方:ジャズ~ロック等の生演奏を聴きながら飲む。
  • 費用感:ドリンク 150~300THB(約600~1,200円)、高級店は1,000THB超も。
  • 主な店TEP BAR(伝統音楽)、Smalls/Bamboo Bar/Brown Sugar/Saxophone PubHilary2Chilling House Cafeカオサン周辺 Fu Bar/Molly/Brickなど。

10. スポーツバー(観戦×アメリカンフード)

  • 遊び方NFL/NBA/UFC/欧州サッカー等を大型スクリーンで観戦。ビリヤード・ダーツ併設も。
  • 費用感500~1,000THB(約2千~4千円)
  • 主な店The Game(BTSナナ直下)The Sportsman(Soi 13)Bully’s

3泊の“上乗せ”シミュレーション(例)

  • 控えめ:ルーフトップ(3,000~5,000円)+クラブ(600~1,250THB)+ライブバー(300~900THB)
    合計 約6,500~12,000円前後
  • しっかり楽しむ:ルーフトップ+クラブ+KTV(約6,000THB)
    合計 約3万円前後(内容で±)
  • ゴーゴー重視:見学中心なら**+500~1,500THB/晩**、店外同伴で+5,000THB~/回一気に上振れ

安全・会計・マナー(重要)

  • ID/年齢:多くの店で20歳以上+パスポート提示が必須。
  • ドレスコード:サンダル/タンクトップ/短パンで入場不可の店あり。
  • 支払いKTVや高級店はカード対応バービア等は現金主流伝票は都度確認
  • 移動:深夜はGrab/Bolt推奨。スリ・置き引き/不透明会計/過度な飲酒に注意。
  • 留意点:一部スポットにはレディーボーイ在籍。望まない場合は事前確認を。
  • 法令順守:地域の法律・規制・店舗ルールを遵守のうえ、自己責任で行動を。

まとめ:バー1軒で数千円、クラブは入場+数杯で数千円KTVや“店外同伴”は一気に上振れ。旅の総予算に、**夜遊び枠(晩数×上乗せ)**を事前に確保すると安心です。

深夜移動は配車アプリ推奨。チップやテーブルチャージ等の別料金に注意。


旅のコツ(節約&満足度UP)

  • LCC+機内持込で手荷物課金を回避
  • 雨季セールを狙う(5–6月/9–10月)
  • BTS/MRTの1日券活用で移動効率UP
  • eSIMで空港着即オンライン(短期200円~)
  • 人気スポットは午前中、寺院はドレスコード確認
  • 市場は値切り可、スーパーはお土産の調達コスパ良
  • 保険は事前申込&カード付帯の補償差分を確認

旅行前のチェック(超重要)

  • 物価感:日本の1/2~1/3程度が目安。ただし円安・インフレで上昇実感あり
  • 現金:キャッシュレス普及中でも屋台・市場は現金必須1,000~5,000THB/日を目安に。両替は現地が好レートのこと多し
  • 観光ビザ:日本国籍は60日以内観光はビザ不要(残存6か月以上)
  • 時差:日本より2時間遅れ
  • 治安:概ね良好だがスリ・置き引きに注意

まとめ:予算設計の“型”

  1. 基軸=航空券(季節で大きく上下)
  2. 宿=1泊単価×泊数(繁忙期は+α)
  3. 日次=(食+交通+観光)×日数
  4. 固定=通信・保険・お土産
  5. 夜遊び枠=行く人は晩数×上乗せ

迷ったら3泊4日・ふつう派(ロー)10~11万円/(ハイ)15~16万円を基準に、行動量と夜の予定で増減させましょう。

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