パタヤのナージョムティエン地区に位置する4つ星ホテル「Savotel」の売却案件をご紹介します。客室数80室、土地面積約2,700㎡、そして何より現在も営業中で安定した収益を上げている、まさに「即戦力」の優良ホテル物件です。
この物件の最大の魅力は、立地するパタヤエリアが今、歴史的な転換点を迎えているという事実です。2026年12月から始まる世界的EDMフェスティバル「Tomorrowland」の開催決定、そして政府主導で進むカジノを含む統合型リゾート(IR)の誘致構想。これらの巨大プロジェクトが、パタヤの観光業と不動産市場に前例のないインパクトを与えることは確実です。
しかし、その一方で、現在のパタヤ不動産市場は価格調整局面にあり、バンコク中心部に比べて軟調に推移しています。つまり、将来の大きな成長が見込まれるエリアの優良物件を、市場が過熱する前の「今」、割安に取得できる絶好のタイミングなのです。「安く買って、高く売る」という投資の鉄則に立ち返れば、この物件は、慧眼な投資家が見出すべき”逆張り”の好機と言えるでしょう。
本記事では、物件の詳細情報はもちろん、パタヤエリアの将来性、外国人投資家の購入スキーム、そして投資戦略まで、データと事実に基づいた専門的な視点から徹底的に解説します。
物件概要|ナージョムティエンの4つ星ホテル「Savotel」

基本情報
| 項目 | 詳細 |
| ホテル名 | Savotel(サヴォテル) |
| ランク | 4つ星ホテル |
| 客室数 | 80室 |
| 土地面積 | 1ライ3ガーン25タランワー(約2,700㎡) |
| 所在地 | ソイ・ナージョムティエン14、チョンブリ県 |
| 建築年 | 2015年 |
| 最終改装 | 2022年 |
| 販売価格 | 1億5,000万バーツ |
| 販売形態 | 法人ごと譲渡(会社名義) |
| 営業状況 | 現在営業中 |
| 営業許可証 | 正式なホテルライセンス取得済み |
立地の魅力
本物件は、パタヤの中でも特に人気の高いナージョムティエンエリアに位置しています。パタヤ中心部の喧騒から少し離れた落ち着いた環境でありながら、主要な観光スポットへのアクセスも良好という、理想的なロケーションです。
周辺施設・観光スポット:
•ナージョムティエンビーチ: 290m(徒歩約3分)
•パタヤ水上マーケット: 2.61km
•百万年石公園&パタヤクロコダイルファーム: 7.2km
•ワット・プラヤイ(ビッグブッダ): 8.74km
•パタヤビーチ: 9.67km
•パタヤウォーキングストリート: 9.74km
•セントラルフェスティバル・パタヤビーチ: 10.27km
•Tomorrowland会場(Wisdom Valley): アクセス良好な距離
ビーチまで徒歩圏内という立地は、リゾートホテルとして最高の条件です。さらに、2026年から毎年開催される「Tomorrowland」の会場からもアクセスしやすく、イベント期間中の宿泊需要を直接取り込める絶好のポジションにあります。

運営実績と顧客評価
本物件の大きな強みは、すでに確立された運営実績と高い顧客評価です。大手予約サイトAgodaでは、1,200件以上のレビューで平均8.1/10という「非常に満足」の高評価を獲得しています。
評価の内訳:
•総合評価: 8.1/10
•お客様の声(クオリティ): 8.7
•コストパフォーマンス: 8.6
•サービス: 8.4
•施設の状態/清潔さ: 8.3
この高い評価は、購入後すぐに安定した集客が見込めることを意味します。ブランド構築や顧客獲得に時間とコストをかける必要がなく、既存の評判と顧客基盤をそのまま引き継げるのは、運営中物件ならではの大きなメリットです。
設備・サービス
客室設備:
•スーペリア プールビュールーム(28㎡)
•スーペリア シティビュー(28㎡)
•全室に無料Wi-Fi完備
•エアコン、テレビ、冷蔵庫など標準装備
ホテル施設:
•屋外プール
•レストラン
•24時間フロント対応
•ランドリーサービス
•セーフティボックス
•コンシェルジュサービス
•荷物預かりサービス
•毎日のハウスキーピング
•館内コンビニエンスストア
•無料駐車場
•タクシーサービス
2022年に改装を完了しており、内外装ともに新しく、追加の大規模な設備投資を行うことなく、すぐに運営を開始できる状態です。
投資家が注目すべき5つの魅力
1. 即収益化が可能な「営業中物件」
本物件は現在も正常に営業しており、購入後すぐに宿泊料収入という安定したインカムゲインを得られます。新規開業に伴うリスクや立ち上げコストが不要で、既存の顧客基盤、スタッフ、運営ノウハウをそのまま引き継げるのは、投資家にとって極めて魅力的な条件です。
すでに高い顧客評価(8.1/10)を確立しているため、特別なテコ入れをせずとも安定した稼働率が期待できます。インカムゲインで日々のキャッシュフローを確保しつつ、後述する将来の資産価値上昇を待つという、二段構えの投資戦略が描けます。
2. Tomorrowland開催による宿泊需要の急増
2026年12月から、世界最大級のEDMフェスティバル「Tomorrowland」がパタヤで開催されます。少なくとも5年間の開催契約が結ばれており、タイ政府観光庁(TAT)の試算によれば、この期間中に100万人以上の来場者と、210億バーツ(約840億円)を超える経済効果が見込まれています。
世界中から数十万人の音楽ファンがパタヤに集結し、数日間にわたって滞在することは、ホテル業界に凄まじい需要をもたらします。特に、会場となる「Wisdom Valley」周辺の宿泊施設は、イベント期間中の稼働率が飛躍的に高まることが予想されます。本物件は会場からアクセスしやすい距離にあり、この巨大イベントの恩恵を直接受けられる絶好のポジションです。
年に一度の大型イベントが確定しているということは、毎年、確実に高稼働率と高単価を実現できる「ボーナス期間」があるということです。これは、ホテル投資において極めて大きなアドバンテージとなります。
3. カジノIR誘致による中長期的な資産価値上昇
タイ政府は2025年3月にカジノを含む統合型リゾート(IR)の設立を可能にする法案を承認し、パタヤはその最有力候補地の一つとして名前が挙がっています。最低投資額1,000億バーツ(約4,000億円)という壮大なスケールで計画されるこの複合施設は、カジノだけでなく、五つ星ホテル、高級ショッピングモール、国際会議場、テーマパークなどを包含するものとなります。
これが実現すれば、パタヤは単なるビーチリゾートから、マカオやシンガポールに比肩するアジア随一のエンターテイメント都市へと変貌を遂げます。富裕層観光客の大量流入、滞在日数の増加、そして都市全体のブランド価値向上は、パタヤの不動産価格を中長期的に大きく押し上げる要因となります。
カジノIRの開業は2030年前後と見込まれており、それまでの間にポジションを取っておくことが、将来の大きなキャピタルゲインを狙う上で重要な戦略となります。
4. 市場が軟調な「今」だからこその価格交渉余地
現在、パタヤの不動産市場は価格調整局面にあります。バンコク中心部の不動産価格が堅調に推移する中、パタヤを含む一部のリゾート地では、観光需要の回復途上にあることから、市場はむしろ軟調に推移しています。
しかし、投資家の視点で見れば、この市場の「冷え込み」はむしろ好機です。売り手市場であった数年前に比べ、買い手にとって有利な交渉が進めやすい環境であることを意味します。市場全体が将来のポテンシャルをまだ完全には織り込んでいない「今」だからこそ、1億5,000万バーツという提示価格に対しても、戦略的な交渉を通じて、より有利な条件での取得を目指せる可能性があります。
「安く買って、高く売る」という投資の鉄則に立ち返れば、市場が過熱する前の今こそが、絶好の「仕込み時」なのです。
5. 東部経済回廊(EEC)開発による長期的な成長基盤
Tomorrowlandやカジノ誘致は、より大きな国家戦略の一部です。それが、タイ政府が最重要視する東部経済回廊(EEC)開発計画です。パタヤが位置するチョンブリ県はEECの中核エリアであり、以下のような大規模インフラ整備が進行中です。
•ウタパオ国際空港の拡張(パタヤから約40km)
•高速鉄道整備(バンコク〜パタヤ〜ウタパオ)
•高速道路網の拡充
•深海港の整備
これらのインフラが完成すれば、パタヤはバンコクとの移動時間が大幅に短縮され、国際空港からのアクセスも飛躍的に向上します。さらに、製造業や物流業の進出による駐在員需要も見込まれ、ホテルだけでなく長期滞在型の宿泊需要も増加するでしょう。
「国策に売りなし」という投資格言があるように、政府が本腰を入れて推進するプロジェクトは、長期的な成功の確度が高いとされています。EEC開発という確固たる成長基盤があることが、この物件への投資を裏付ける大きな安心材料となります。
パタヤ不動産市場の現状と将来展望
現在の市場環境(2025年)
タイ全体の不動産市場を見渡すと、エリアによってその表情は大きく異なります。バンコク中心部の高級コンドミニアム市場は、国内外の富裕層からの旺盛な需要に支えられ、依然として堅調な価格推移を見せています。特に外国人購入者が市場を下支えしており、新築コンドミニアム市場の約18%を占めるというデータもあります。
一方で、パタヤ、プーケット、チェンマイといった主要なリゾート地の不動産市場は、2023年から2025年にかけて調整局面を迎えています。これらのエリアは観光業への依存度が高く、コロナ禍で受けたダメージからの回復がバンコクに比べて緩やかであることが、不動産価格が軟調に推移する主な要因です。
しかし、観光需要の回復が確実視され、さらに巨大開発プロジェクトが控えているパタヤにおいて、現在の価格調整局面は、まさに「安く買って高く売る」という投資原則を実践するための絶好の「仕込み時」であると言えます。
| 都市圏比較 | 平均利回り | 市場動向 |
| 東京 | 約3.85% | 安定・成熟市場 |
| バンコク | 約4.31% | 堅調・価格上昇傾向 |
| パタヤ | 約5.83% | 軟調・将来性大 |
(注: 利回りは市況により変動します)
パタヤの平均利回りは約5.83%と、東京の約1.5倍、バンコクと比べても約1.5%高い水準にあります。これは、現在の価格水準が相対的に割安であることを示すと同時に、投資家にとって魅力的なリターンが期待できることを意味します。
2026〜2027年以降の展望
では、投資家の注目が本格的に戻り、不動産価格が上昇に転じるのはいつ頃になるのでしょうか。我々は、Tomorrowlandの初回開催が大きな起爆剤となり、2026年から2027年にかけて、市場の潮目が大きく変わると展望しています。
2026年12月のTomorrowland初回開催は、世界中のメディアで報道され、パタヤの知名度が一気に高まるでしょう。その成功を受けて、翌2027年以降、投資家の注目が集まり始め、不動産価格が上昇局面に転じると予測されます。その頃には、カジノIRの計画もより具体化し、EEC開発の成果も目に見える形で現れ始めるでしょう。
市場がその価値に気づき、価格が上昇し始める前にポジションを取ること。それが、この先の5年、10年を見据えた投資戦略において最も重要なことです。そして、その「今」が、まさに2025年なのです。
外国人投資家の購入スキーム
タイにおいて外国人が土地付きの不動産を所有することは、原則として法律で認められていません。しかし、適切な法務スキームを用いることで、合法的に所有・運営することが可能です。
本物件の購入スキーム:法人ごと取得
今回ご紹介する「Savotel」は、すでに土地・建物を所有し、ホテルライセンスを保有するタイ法人ごと売却される案件です。これは、外国人投資家にとって極めて有利な条件と言えます。
メリット:
1.新規法人設立が不要: 最も煩雑でリスクの高い「新規法人設立」のプロセスを省略できます。
2.ホテルライセンスをそのまま継承: ホテル営業許可証の新規取得という時間のかかるプロセスが不要です。
3.即座に運営開始: 法的にクリーンな状態の事業をそのまま引き継げるため、購入後すぐに運営を開始できます。
4.外国人でもスムーズに所有権を継承: 既存法人の株式を取得することで、実質的なオーナーとなります。
タイ法人設立による所有(一般的な方法)
参考までに、一般的なタイ法人設立による不動産所有のスキームもご説明します。
タイ法人を設立し、その法人名義で不動産を所有する方法です。この場合、会社の株式の51%以上をタイ国籍の個人または法人が保有する必要があります。信頼できるタイ人のビジネスパートナーを見つけ、共同で事業を行う形態となります。
重要な注意点: タイ政府は「ノミニー」と呼ばれる単なる名義貸しを厳しく禁じており、タイ人株主が実質的な出資者であることを証明する必要があります。この点をクリアできる、透明性の高いパートナーシップの構築が成功の鍵となります。実際に、ノミニー問題で逮捕者も出ているため、専門家のアドバイスを受けながら適切に進めることが不可欠です。
購入から運営までのステップ
1.意向表明・基本合意: 売主との間で基本的な購入条件を合意します。
2.デューデリジェンス(資産査定): 弁護士・会計士が法務・財務・税務面を精査します。法人の財務状況や潜在的な負債(簿外債務など)がないかを徹底的に調査します。
3.株式譲渡契約の締結: 調査で問題がなければ、正式な契約を締結します。
4.代金決済・株式名義変更: 代金を支払い、株主名簿の名義を変更します。登記費用・税金は通常、売主と買主で50/50の負担となります。
5.事業継承・運営開始: 役員変更登記などを行い、ホテルの運営を正式に開始します。
登記費用・税金
購入時の費用:
•登記費用: 評価額の2%
•印紙税: 評価額の0.5%
•特別事業税: 評価額の3.3%(免除される場合あり)
•源泉徴収税: 評価額の1%
•弁護士費用・デューデリジェンス費用: 交渉による
負担割合: 通常は売主と買主で50/50ですが、市場状況により交渉可能です。
投資戦略とリターンシナリオ
インカムゲイン戦略(賃貸収益)
本物件は現在営業中で、すでに安定した収益を上げています。購入後すぐに宿泊料収入というインカムゲインを得られるのが最大の強みです。
収益の安定性:
•高い顧客評価(8.1/10)による安定した集客
•ナージョムティエンビーチまで290mという好立地
•2026年以降、Tomorrowland開催期間中の高稼働率・高単価
•通年での観光需要とビジネス需要
パタヤの平均利回りは約5.83%と、東京(3.85%)やバンコク(4.31%)を大きく上回る水準です。インカムゲインで日々のキャッシュフローを確保しつつ、次のキャピタルゲイン戦略につなげることができます。
キャピタルゲイン戦略(売却益)
中長期的には、Tomorrowlandやカジノ開発によってパタヤの不動産価値が頂点に達するタイミングを待って売却し、大きなキャピタルゲインを狙う戦略が描けます。
想定シナリオ:
•2025年: 市場が軟調な今、割安で取得
•2026〜2027年: Tomorrowland初回開催で市場の注目が集まり始める
•2028〜2030年: カジノIR計画の具体化、EEC開発の成果が顕在化
•2030年以降: カジノIR開業、パタヤの不動産価値がピークに
この時間軸で考えると、5〜7年程度の保有期間を想定し、その間はインカムゲインで投資資金を回収しつつ、最終的には大きなキャピタルゲインで利益を確定するという、二段構えの投資戦略が最も合理的です。
まとめ ― この物件が「今」買うべき理由
本記事を通じて、ナージョムティエンの4つ星ホテル「Savotel」が持つ投資価値をご理解いただけたかと思います。
この物件の5つの魅力:
1.即収益化が可能な「営業中物件」
2.Tomorrowland開催による宿泊需要の急増
3.カジノIR誘致による中長期的な資産価値上昇
4.市場が軟調な「今」だからこその価格交渉余地
5.東部経済回廊(EEC)開発による長期的な成長基盤
そして、最も重要なのは「タイミング」です。市場がまだ将来のポテンシャルを完全には織り込んでいない今だからこそ、割安に取得できる。多くの人々が熱狂し、価格が高騰してから参入するのでは遅いのです。
国策、世界的イベント、そして観光回復という三拍子が揃う未来は、すぐそこまで来ています。市場の冷え込みは、決してネガティブな兆候ではなく、次の大きな波を創り出すための「準備期間」です。
この4つ星ホテル「Savotel」は、パタヤの輝かしい未来への投資を具体化する、最良の選択肢の一つです。この記事が、あなたの未来への投資の第一歩となることを願っています。
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本物件は早期に売却が決まる可能性がございます。ご興味のある方はお早めにご連絡ください。

















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